加藤清正といえば人気の戦国武将ランキングでも10位内に入りそうな有名な人物です。清正は熊本城築城で有名なので、てっきり熊本県の出身かと思われがちです。でも?実は現在の愛知県名古屋市中村区の出身です。
また名古屋市内には加藤清正の銅像が3体あります。ではどこのあるのか?この記事でチェックしてみましょう!
名古屋城能楽堂前
まずは国道22号線から見える名古屋城能楽堂前の加藤清正銅像。甲冑姿ですね。名古屋城の正門よりも外側にあるので、電車(地下鉄)や車で名古屋城に入る場合、スルーしてしまう可能性が高いです。地図を貼っておきますので行ってみてください。
名古屋城内の石挽きの銅像
次は名古屋城内にある清正公石曳きの像(いしひきのぞう)。なぜ加藤清正が石を曳いて(引いて)るのかというと、名古屋城大天守の石垣は加藤清正が築いたものです。石垣の石を運ぶ時に清正が石の上に乗り、人夫を鼓舞している姿になっています。
清正が担当した場所は名古屋城大天守で石垣は扇の勾配(こうばい)という、上に行くほど角度が鋭くなる作りです。ちなみにこれだけの石をどこで調達したのか?というと、通説では篠島から石を切り出し熱田湊から堀川経由、または陸路で運んだといわれています。
篠島に残る石切場
愛知県南知多町の篠島(しのじま)には加藤清正が名古屋城築城時に石を切り出したといわれる石切場があり、そこには名古屋城に持っていかれなかった残石があります。これは地元で清正の枕石と呼ばれ、一般の人でも見ることができます。
生誕地の妙行寺
最後に加藤清正の生誕地である、名古屋市中村区・妙行寺にも清正の銅像があります。後ろの木は桜で、春になると清正の銅像も桜の花に包まれます。
清正を知る事ができる資料館
加藤清正の事を勉強したい!という方にオススメなのが、名古屋市中村区の中村公園内にある秀吉清正記念館です。ここは豊臣秀吉と加藤清正に関する資料と説明があり、入場無料なので気軽に立ち寄ることができます。
私の感想
私の感想ですが、加藤清正は人気の武将なので清正が好きな人はこの3つの銅像全部チェックしておくことをオススメします。まず2体は名古屋城で。妙行寺の清正像は豊臣秀吉の生誕地である中村公園にすぐの場所なので、セットで訪れる事ができますね。