徳川家康が好んだ浜納豆とは?大徳寺納豆との違いと食べてみた感想

静岡県浜松市北部に浜納豆という名産品があります。これは大豆を発酵させた食品。中国で考案され日本には室町時代(1336~1573)に伝わり、現在の静岡県浜松市北区三ヶ日町の大福寺で作られ始めたそうです。

だからもとは唐納豆と呼ばれており、将軍家にも献上されたものですが、ある年に納期が遅れ徳川家康が『浜名の納豆はまだ来ないのか』と言ったことから、浜名納豆、浜納豆(濱納豆)と呼ばれる様になったとか。

ちなみに大福寺納豆との違いはというと、浜納豆は個別にコロコロしてますが、大徳寺納豆はもう少し大きな塊になっており、薬味に山椒(さんしょう)の皮が使われています。

これが浜納豆。今回購入したのはヤマヤ醤油有限会社の浜納豆。浜松では有名な会社です。黒く丸いのが浜納豆で帯状のものは乾燥したショウガ。これがよいアクセントになります。

手のひらに乗せると大きさがわかりますね。

パッケージもチェック。家康も兵糧として活用していたみたいです。確かに糸引き納豆とくらべて持ち運びやすい。今回購入したのは75g入りのもの。

浜納豆の栄養成分表示。原材料も大豆、塩、ショウガのみ。

食べ方の一例です。浜納豆は愛知県の尾張地方、三河地方で食べられている赤味噌に味が似ており、ご飯系に合います。また意外なのが隠し味。中華料理や海鮮、麻婆豆腐などにも使えるみたいです。個人的に気になるのは酒、赤ワインですがw

私の浜納豆の感想ですが、浜松城をはじめ静岡県西部と訪れた時のお土産にちょうどよいと思いました。それは次の3つの理由があるからです。

  • その土地独自のもの
  • おつまみにもなるし料理にも使える
  • 戦国時代から食べられている歴食

自分用にもいいですし、城好き、戦国好きといった歴史ファンの方へのお土産としても喜ばれそうですね。

浜松城は日本続100名城ですし、令和五年(2023)のNHK大河ドラマ・どうする家康でも人気スポットなので、行った時には要チェックです。

>>ヤマヤの浜納豆の詳細はこちら

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