豊田市博物館は戦国時代や城跡の展示もある!ここが良かった私の感想

豊田市博物館は豊田市の歴史をまとめた博物館です。豊田市といえばトヨタ自動車の本社があることで有名でクルマの街というイメージが強いです。でも徳川氏の前身である松平氏の発祥の地でもあり、戦国時代の城跡や江戸時代の史跡も点在しています。

今回は私が実際に豊田市博物館に行ってみて気付いた戦国時代や城などポイントをいくつか上げてみます。

>>豊田市博物館の地図

>>豊田市博物館公式サイト

松平氏の展示

徳川家康は松平元康といい、松平家の九代目当主でした。初代は松平親氏(ちかうじ)といって現代の豊田市松平町を拠点に勢力を拡大した土豪。その親氏のことを映像と解説で分かりやすく簡単にまとめた展示があります。

槍の半蔵

徳川家康の家臣・渡辺守綱も豊田市ゆかりの戦国武将です。守綱は一度家康と敵対したものの、その後は従い各地を転戦。初代名古屋城主・徳川義直の家老(重役)として仕えました。守綱自身も1万4千石の大名で、その拠点が豊田市寺部町にあった寺部陣屋でした。

令和五年(2023)のNHK大河ドラマ・どうする家康では俳優の木村昴(きむらすばる)さんが渡辺守綱を演じ好評でした。

豊田市博物館も城跡でした

豊田市博物館がある場所は、かつて七州城(しちしゅうじょう)があった場所、つまり城跡に豊田市博物館は建っているのです。七州城は7つの国が見渡せるほどの高台にあるという意味。江戸時代には現在の豊田市駅周辺の地域を治めた城でした。

豊田市の城跡を検索できる

個人的なお気に入りはこの検索機。豊田市の地形や寺院などを調べることができるのですが、その中に城跡もシッカリ入ってます。

これは平成の大合併後の数です。1つの市に100以上の城址があるのは愛知県でもトップクラス。

これは紅葉で有名な香嵐渓周辺の城趾の様子。飯盛山城跡が香嵐渓で周辺には足助七城といわれる城もありました。

郷土史のローカルな城址も!

これはロビーに展示してある広見城址のコーナー。この地の土豪・中条氏の城跡です。かつての三河国高橋郡に勢力があった中条氏ですが、松平(徳川)ではなく尾張の織田氏に従っていました。遺構の残りがよい山城です。

ここでは中条氏のことや広見城と周辺の勢力の様子、また保存会の活動などを展示してあります。これも貴重なコーナーです。

私の感想

私の豊田市博物館の感想ですが、古代~現代の幅広い展示物がある中、戦国時代や城趾の展示もチラホラあるので楽しむことができました。所要時間はジックリ周って1時間ほど。周辺の史跡や城趾とセットで訪れるとよいと思います。

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