徳川氏の前身である松平氏の菩提寺・豊田市高月院に行ってきた感想レビュー

豊田市松平町にある高月院(こうげついん)は、徳川氏の前身・松平氏の墓所が残る寺院です。正平二十二年(1367)、足助城主だった足助重範の子・重政が松平郷主・在原信重の援護を受け、「寂静寺」として建立したのがはじまりと言われています。

その後、天授三年(1377)、松平氏初代・親氏が本尊の阿弥陀仏をはじめ、堂や塔を寄進してから「高月院」と改められ、それ以後は松平氏の菩提寺となっています。そして江戸時代も徳川家康から寺領・百石の寄進を受けたのをはじめ、徳川将軍家の保護を受けました。

松平氏発祥の地である松平郷に残る菩提寺は、現在はどうなっているのか?この記事では高月院のレビューや所要時間、そして私の感想なども書いています。

■高月院の場所の住所■

豊田市松平町寒ケ入44

>>高月院の場所の地図

高月院はココにある!

高月院がある場所は松平郷の奥です。松平郷第一駐車場からストレートに向かえば所要時間は徒歩約10分くらいです。

それでは散策!

高月院の山門や本堂は、寛永十八年(1641)年に三代将軍・徳川家光が寄進したものといわれています。これらのものは、建てられた状態で現在に残っているワケではなく、時代の節目で修理が続けられているものです。

徳川宗家十八代当主だった徳川恒孝氏の手植松。本堂へ登る階段の横にあります。

本堂の瓦をよく見ると…葵紋ですね。

そして本堂。参拝者は中に入ることができます。ちなみにここで写経などもできますし、コンサートも行われるとか。

本堂脇には松平氏の墓所があります。階段を登ると初代・親氏、二代・泰親、そして四代・親忠婦人の墓があります。ここも参拝できます。

そして御朱印

高月院では御朱印を受けることができます。中央に南無阿弥陀仏と大きく書かれ、よく見るとその後ろに徳川氏の葵紋があります。また左下には徳川家始祖松平家菩提所高月院とあるのも特徴ですね。朱印料は300円。

かつて令和五年(2023)には岡崎市大樹寺とコラボ御朱印もありました。向かって左が高月院の御朱印で、右の大樹寺の御朱印と合わせることでセットになります。これはNHK大河ドラマ・どうする家康の放送を記念した御朱印でした。

所要時間と私の感想

高月院の所要時間は、本堂と墓所の参拝、そして御朱印を受けるだけであれば、約15分もあれば十分だと思います。もちろんこの所要時間は高月院のみ。ほかの松平郷の史跡などをセットにすると、もう少し時間が必要です。

私の感想ですが、高徳院はふもとの松平東照宮と同じく、徳川氏の前身である松平氏ゆかりの菩提寺なので、徳川氏に興味がある人は是非、参拝しておきたい寺院のひとつだと思いました。あと訪れる季節によって、花も楽しむことができますし、年間通じていろんなイベントがあします。

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