新城市八束穂(やつかほ)にある才ノ神(さいのかみ)は設楽原の戦いの時、武田勝頼が本陣を置いていた場所です。令和五年(2023)NHK大河ドラマ・どうする家康では眞栄田郷敦(まえだごうどん)さんが武田勝頼を演じて話題になりましたね。
長篠合戦図屏風にも描かれている武田勝頼本陣。現在この場所は設楽原歴史資料館からも徒歩で5分くらいのところにあるので、馬防柵の古戦場とセットで訪れる事ができます。
武田勝頼最後の陣跡
天正三年(1575)武田勝頼は医王寺山に本陣を置き長篠城を包囲していましたが、織田・徳川連合軍が設楽原に向かうとの報せを聞くと、自らも清井田を経て設楽原に向かいます。設楽原に到着後、決戦に備え本陣を置いたのが才ノ神です。
まずは駐車場
武田勝頼本陣地跡の駐車場は、近くにある庚申堂です。ここは見学者用の無料駐車場になっており、車で訪れる際にはここに車を止めてから本陣跡へ歩いて行きましょう。
本陣へのアクセス方法
駐車場の向かいの道を挟んだところに武田勝頼本陣地への案内看板があるのでそれに従って進んでいきます。
途中から林の中を進みます。
すると分岐がありますが、よく見ると長篠合戦いろはかるたの看板が建っているのでそちら側に進みます。写真だと向かって左側ですね。
これが看板。赤禿って何?地名?
いろはかるたをそのまま進んでいくと、武田勝頼本陣地跡の看板があります。ここに武田勝頼は本陣を置いていたみたいです。看板の場所より少し高くなっています。
おお!ここが武田勝頼が設楽原合戦で本陣をおいた場所!中央の祠は秋葉神社です。
周辺は林です。かつては赤備え(大河ドラマ)の甲冑武者がたくさんいたのですね。
正面に設楽原古戦場が見えていたはず。ここから馬防柵や織田・徳川連合軍らと戦う武田軍が見えていた~と思うと妄想力もMAXです。
私の感想
私の武田勝頼本陣跡の感想ですが、現在では林になっているものの、ここから勝頼が指揮していたと思うと、いろんな妄想も膨らむと思いました。できれば正面の木を切っていただき、古戦場が見えるようにして掘らえればな~というのは、一歴史ファンの希望です。