新城市上平井の平井神社は天正三年(1575)の長篠設楽原の戦いで織田信長が最初に陣を置いた場所です。
■平井神社の住所■
新城市上平井166
信長の進軍について
信長公記(しんちょうこうき)には、長篠設楽原の戦いの詳細が書いてありますが、織田信長の進軍について次の様な記述があります。
天正三年(1575)
・五月十三日 熱田に陣宿
・五月十四日 岡崎に着陣 翌日は駐留
・五月十六日 牛窪の城(牛久保城)に泊まる
・五月十七日 野田原(新城市)に野営
・五月十八日 志多羅の極楽寺山に陣を構える
・五月十三日 熱田に陣宿
・五月十四日 岡崎に着陣 翌日は駐留
・五月十六日 牛窪の城(牛久保城)に泊まる
・五月十七日 野田原(新城市)に野営
・五月十八日 志多羅の極楽寺山に陣を構える
この志多羅の極楽寺山というのが、現在の平井神社周辺と考えられています。ちなみに五月十四、十五日は岡崎(城)に駐留していますが、この時に長篠城から鳥居強右衛門が岡崎城に到着したと考えられています。
そして現地
現地には地元の有志の方々によって案内看板が立てられています。これを見るとこの場所は長篠城から5km半ほど手前で、当時、極楽寺はすでになかったことがわかります。
平井神社境内今では普通の神社です。この場所に信長率いる軍勢が駐屯していたと思うと想像も膨らみます。高い場所なので全軍ではなく、信長や近習、そして武将クラスの人物が駐屯していたのでしょう。
平井神社から設楽原を望む。当時とあまり景色は変わっていないのでは?と思いました。
所要時間と私の感想
平井神社の所要時間は看板読んで周辺をぐるっと周るくらいなので約10分くらいです。私の平井神社の感想ですが、陣の遺構は残っていませんが、信長公記に出てくる現場がここなんだ!と思うと、長篠設楽原の戦いの臨場感を味わうことができると思いました。