愛知県蒲郡市西浦町宮地の八王子神社に名古屋城築城時の池田輝政の刻印石があります。なぜここに池田輝政の刻印石があるのか?また八王子神社のどこにあるのかを説明します。
■八王子神社の場所の住所■
蒲郡市西浦町宮地11
八王子神社のアクセス
八王子神社のアクセスについて説明します。まず車でアクセスする時は、前述した住所や地図をもとにナビなどで照らし合わせて行くとよいでしょう。
ちなみに八王子神社近くには、蒲郡市立西浦中学校、蒲郡市立西浦保育園、蒲郡市立西浦小学校などがあります。
三河湾には刻印石がたくさん!
これは蒲郡市西浦海岸にある三河湾の刻印石マップ。名古屋城は徳川家康の命令により、20の大名家が築城したのですが、石垣の石を調達するのに各大名とも苦労したみたいです。
そんな中、三河湾では良質の石が採石できたので、複数の大名家が石を切り出し、名古屋城に運んだことが分かっています。その中に池田輝政がおり、池田家の採石場も蒲郡市にあるのです。
八王子神社に残る刻印石
では八王子神社のどこに池田輝政の池田家の刻印石があるのか?その場所を説明します。結論から言うと、八王子神社の社務所の縁側にある縁石が刻印石です。
これが社務所の縁側にある石。よく見ると石を割る時に開ける矢穴(やあな)がありますね。そこでこの石を拡大してみた画像が以下の通り。
矢穴石の下に刻印があります。これは池田家の刻印というのが分かっています。ただこの刻印石がなぜ八王子神社に運ばれたのか?そしてなぜ社務所の縁石として使われているのか?というのは謎でして疑問も残ります。
私の感想
私の八王子神社に残る池田家の刻印石の感想ですが、これは貴重な史跡だと思いました。あと個人的な感想ですが、この刻印石だけだと所要時間は10分くらいで終わるので、近くにある史跡とセットにするのが良いでしょう。そのひとつが形原城です。
形原城は徳川家康の一族である形原松平氏の居城跡です。形原松平市は水軍を持っており、海に面した城でこの地に影響力を持っていました。形原城から八王子神社までの所要時間は車なら約10分くらいなので十分にセットで巡る事ができると思います。