小牧市の岩崎山は小牧山城や名古屋城の石垣の石を切り出した採石場です。また天正十二年(1584)の小牧・長久手の戦いで羽柴軍の砦にもなりました。戦国時代にいろんな出来事があった岩崎山は現在熊野神社として整備されています。この記事では岩崎山のポイントをいくつかチェックしてみます。
■岩崎山の場所の住所■
小牧市岩崎1335
どんな砦?
砦の歴史ですが天正十二年(1584)の小牧・長久手の戦いで羽柴秀吉方の稲葉一鉄,貞通親子らが4,000人の兵を率いて布陣しました。入り口に岩崎山砦の看板と石碑があります。
天正十二年(1584)の小牧・長久手の合戦で、羽柴秀吉方の砦が築かれた。砦は、現在の熊野神社境内、山頂にあったといわれ、秀吉軍の武将・稲葉一鉄が守備した。徳川家康・織田信雄連合軍の陣城である小牧山を望む事ができる最前線の砦であった。
小牧市教育委員会
場所をチェック!
岩崎山砦は小牧山城に対して羽柴軍の右翼最前列の砦でした。
現在も熊野神社境内から小牧山城が見え、模擬天守も確認することができます。
石垣の石切り場への行き方
熊野神社の本殿の裏に奥へ続く道があります。そのまま山に進んで行くと石垣の石切場があります。山中には巨石がゴロゴロしています。
巨石を間近で見てみると矢穴の跡がありました。切り出し途中で放置されたものです。
これは有名なスヌーピー岩♪
地元の方の石切り場の案内図があります。こういったものがあるとわかりやすいです。
石切場。横たわっている石をよく見ると矢穴跡があり、割られていることが分かります。
熊野神社の石垣もよく見てみると刻印が入っているものや矢穴の跡が残る石があります。
隣の児童遊園もチェック!
岩崎山を訪れたら熊野神社だけではなく、隣りにある小牧市岩崎児童遊園もチェックしておきましょう。その理由はここにも慶長年間の名古屋城の石垣の残石を見ることができるからです。場所は美鳥幼稚園の向かい側です。
所要時間と私の感想
岩崎山の所要時間ですが、熊野神社奥の石切り場と児童遊園の石をじっくり見えも20~30分くらいです。私の感想ですが、ここか小牧・長久手の戦いの砦跡だけではなく、石垣が好きな人も楽しめるスポットだと思いました。名古屋城や小牧山城に行った後、この採石場もセットで訪れると石垣愛も増すと思います。