名古屋市東区の含笑寺(がんしょうじ)は織田信長の祖母・含笑院の墓と清洲城の移築門が残る寺です。
※含笑寺の読みは がんしょうじ
名古屋市東区といえば尾張徳川家の菩提寺である建中寺が有名ですが、その建中寺とセットで訪れる事ができます。では詳細をチェックしてみましょう。
■含笑寺の住所■
名古屋市東区東桜2丁目15−36
含笑寺へのアクセス
まずは含笑寺への行き方から。電車でアクセスする場合、名古屋市営地下鉄が便利です。桜通線・高岳駅、そして東山線・新栄駅から約500mほど。徒歩での所要時間は約5分です。
車でのアクセスですが、含笑寺には駐車場はありませんので近くのコインパーキングに駐車して参拝しましょう。
清洲城の移築門
含笑寺の山門が清洲城の移築門といわれています。慶長十五年(1610)の清洲越しで現在地に移ったといわれています。
門を見てみると新しい部分、つまり補修箇所はあるのですが、古い部分も含まれています。またこの移築門が清洲城のどこにあった門なのかまでは分かっていません。
含笑院の墓
清洲城の移築門をくぐるとすぐ左手に墓が数基並んでいますが、この中に織田信長の祖母の含笑院の墓があります。
この女性は信長の父である織田信秀の生母。勝幡城主・織田信定(信長の祖父)に嫁ぎました。名はいぬゐ。(いぬい)。
ところで含笑院の墓の隣に五輪塔がありますが、『天正四年…』と刻まれており、その先は文字が消えかかっていて読めません。この五輪塔も戦国時代ゆかりのものでしょうか?
その他
含笑院の本堂
辰屋乃納屋。『含笑』というマークが印象的。
さて、私の含笑寺の感想ですが、信長の祖母で信秀の母という女性ゆかりの寺なので、興味は高かったです。また清洲城の移築門もなかなかお目にかかれないので、これも貴重でした。建中寺や徳川美術館、そして三菱東京UFJ銀行貨幣資料館に行く際にセットにすると良いと思います。