名古屋市緑区のおけはざま山は、桶狭間合戦時に今川義元の本陣があったとされる場所です。
■おけはざま山の住所■
名古屋市緑区桶狭間北3丁目504
小説やドラマだと今川義元は低い谷間の場所、狭間(はざま)みたいな場所に陣を敷き、織田信長たちは山の上から坂を駆け下りて奇襲したというイメージになっています。
しかし織田信長の一代記である、信長公記(しんちょうこうき)には、今川義元はおけはざま山に陣を敷いたとあります。その場所が名古屋市緑区のおけはざま山ということです。
石碑より東(後ろ)にある、おけはざま山の案内板。周辺の位置関係が記載されています。
本陣と思われる場所からの景色。現在では民家が密集していますが、西側に向けて開けていますね。この西側というのが大高城を含む尾張(名古屋)方面です。
しかし足元を見ると…なんと豊明市?!
実は石碑がある場所は名古屋市緑区ですが、実際に今川義元本陣があったとされる場所はお隣の豊明市になっています。
ちょうど石碑と景色の場所に市境が通っているので、現在では自治体が違うのです。
私の感想ですが、今川義元本陣跡は他にもいくつか説があるものの、西側に開けているこの場所も納得できると思いました。
桶狭間古戦場に来た時は必ずチェックしておきたい場所のひとつです。