大高城とセットで巡れる鷲津砦と丸根砦のアクセス方法と行った感想

 桶狭間合戦ゆかりの城として有名な大高城は、今川方の城でした。そんな大高城を包囲していた織田方の鷲津砦と丸根砦は、大高城とセットで巡る事ができます。

 今回の記事では、大高城とセットで巡る事ができる鷲津砦と丸根砦のアクセス方法や駐車場、そして現地レビューで説明してみたいと思います。

>>ちなみに大高城の攻略ポイントはこちら

アクセス方法と駐車場

 まず電車でのアクセス方法ですが、大高城,鷲津砦,丸根砦の最寄り駅はJR大高駅です。この駅を拠点にして3つの城・砦を巡る事ができます。

 次に車で来た時の駐車場ですが、大高駅周辺の民間駐車場を利用すると便利です。この駐車場を拠点に大高城,鷲津砦,丸根砦の3つを巡る事ができます。

 駐車料金は駐車場によって若干のバラツキがありますが、おおよその相場は上の画像の料金くらいです。またこれら3つの城砦を巡るのに必要な所要時間は、個人差でもありますが約2~3時間くらいです。

鷲津砦

 鷲津砦は桶狭間合戦時に大高城を包囲していた織田方の砦のひとつ。守将は織田秀敏,飯尾定宗そして息子の尚清でした。松平元康(後の徳川家康)が大高城に兵糧を入れた後、今川方の朝比奈泰朝によって攻め落とされました。

 場所は長寿寺の裏山で、現在鷲津砦公園になっています。

■鷲津砦の場所の住所■

名古屋市緑区大高町鷲津山

鷲津砦の場所の地図

>>もっと詳しい鷲津砦の詳細 | ウィキペディア

 砦の中はこんなカンジで、ハッキリいえば森の中です。しかし道は草木が生い茂っておらず、木の根がむき出しになっていますが、山城と思えば比較的楽に登る事ができました。

 鷲津砦の堀を土塁と思われる遺構。

 そして鷲津砦の石碑。城巡りをする時、石碑を目標にして行く場合が多いので、石碑があるだけでも助かりますね。

 現地案内看板に記載されている鷲津砦の範囲を示した地図。これによるとほぼ長方形の縄張り図だった様です。しかし鷲津砦の場所については異説があり、現在の長寿寺の裏山ではなく、もう少し北側にある住宅地が鷲津砦の場所ではなかったかという指摘もあります。

丸根砦

丸根砦は鷲津砦と同じく、桶狭間合戦時に今川方だった大高城を包囲していた織田方の砦のひとつです。守将は佐久間盛重でしたが、松平元康により攻め落とされました。

■丸根砦の場所の住所■

名古屋市緑区大高町丸根29

丸根砦の場所の地図

>>もっと詳しい丸根砦の詳細 | ウィキペディア

 現地案内看板に記載がある丸根砦の範囲を示した地図。これを見ると本当に丸いですね。

 丸根砦の攻防戦せ亡くなった人達を供養する碑。

 そして丸根砦の石碑。供養碑が頂上にありこの碑は少し下った場所にあるために見落としがちですが、この石碑もシッカリとチェックしましょう。

 丸根砦にはこれといって遺構らしきものが残っておらず、本丸のちょっとした高低差くらいが当時を偲ぶ事ができるくらいです。

ちなみにJRで豊橋、蒲郡、刈谷、岡崎方面から名古屋に向かうと、右手の車窓から丸根砦がハッキリと見えます。

私の感想

 こんな感じで大高駅を拠点にして大高城とセットで鷲津砦、丸根砦を巡る事ができます。

 私の感想ですが、もし車で訪れた場合でもこれらの3つの城砦は、徒歩で巡る事をオススメします。その理由は距離感と高低差を味わう事ができるからです。

 各砦の距離感は、兵糧攻めにしていた包囲網の距離感ですし、高低差は実際に攻め落とす際、甲冑を着て進軍していた、もしくは攻め寄せた時の臨場感をある程度体験できます。

 結果からいえば高低差が激しい場所であり、上り下りも何度も体験するわけですが、この地形を知る事、そして味わう事も城巡りの醍醐味だと思います。

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