名古屋市中村区日ノ宮町1丁目の日之宮社は、豊臣秀吉の母・なか(大政所)が男子を授かるようにと日参した神社といわれています。※日参(にっさん)とは神社・仏閣に毎日参詣すること
日之宮社はもとは日吉権現といわれ、秀吉は天分五年(1536)元旦の日の出に生まれたといわれています。また幼名の日吉丸はこの日吉権現から付けられたとも。
さて、今日のポイントは、この日之宮社近くに秀吉の父の家があり、そこで秀吉が生まれた、つまり生誕地があるといわれていることです。豊臣秀吉の生誕地は中村公園が有名ですが、名古屋市に秀吉の生誕地と考えられる場所は3ヶ所あって、今回紹介するのがそのうちのひとつです。ではまずは日之宮社からチェックしてみましょう!
■日之宮社の場所の住所■
名古屋市中村区日ノ宮町1丁目30−28
公園とセット
日之宮社は名古屋市中村区の日吉公園のとなりにあります。日之宮社の場所が直接分からない場合はこの日吉公園を目指しましょう。
日宮神社はもと日吉権現といわれ、豊臣秀吉の母・大政所(おおまんどころ)が、男子が授かるよう日参した社で、秀吉は天文五年(1563)元旦、日出るころ、力強く産声を発したといわれる。 幼名を日吉丸といったのは、この日吉権現の霊験によるところから名付けられたと伝えられる。
名古屋市教育委員会
中には日之宮社のほこらがあります。普通の神社の様に本殿みたいなものはなく、この小さなほこらだけです。
ほこらのとなりには、日吉丸生母祈願乃址の石碑があります。またそのとなりにはこのエピソードが刻んである石碑も!
気になる秀吉生誕地は?
さて、豊臣秀吉の生誕地ですが、日之宮社から北に役500mほど離れた場所にある西光寺の周辺にあったといわれています。この辺りに秀吉の父の屋敷があり、母も同じく住んでいて、日之宮社に日参していたというのがココの秀吉生誕説です。
西光寺の周辺と言っても…現在では住宅地だらけです。道の区画も当時のものではなく、名残は全く残っていません。
私の感想
私の感想ですが、西光寺は中村公園から役1kmほどしか離れていないので、正直、どちらがホントなのか微妙だと思いました。今後、新しい資料などが発見されれば、豊臣秀吉の生誕地についても分かると思います。