岡崎市の随念寺(ずいねんじ)は徳川家康の祖父・松平清康とその妹・久子の廟所がある寺院です。江戸時代は幕府から厚い保護を受けており、単なる菩提寺ではなく岡崎城と岡崎の街を守る防衛拠点でもありました。また松平清康唯一の肖像画は随念寺にあります。
■随念寺の場所の住所■
岡崎市門前町91−1
将軍建立の山門と本堂
随念寺の山門と本堂は二代将軍・徳川秀忠が寄進したもの。修復を続けられ現代に伝えられています。また山門に向かう坂の両脇には白壁が続いており、どこか威厳を感じます。
東海道を押える拠点
随念寺の南側には江戸時代の東海道が通っており、高台になっている随念寺からは東海道を見下ろす事ができました。(現代では高い建物が密集しており見えませんけど)これは有事の際の砦代わりにするためのものといわれています。そのため維持管理も必要で幕府から手厚い保護を受けていたのでしょう。
そして廟所
本堂横には松平家の廟所があります。ここに家康の祖父・松平清康とその妹である久子の墓があります。しかし一般非公開なので中に入ることはできません。随念寺の所要時間は約10分。私の随念寺の感想ですが、岡崎城を訪れた時にセットにしたり、東海道を歩く街道ウォークの時に立ち寄ると満足度も上がると思います。