岡崎市松本町にある松應寺(松応寺)は徳川家康の父である松平広忠の廟所がある菩提寺です。24歳で暗殺された(といわれる)家康の父・広忠は能見原で荼毘(だび:火葬)にふされてこの地に埋葬されました。後に家康が松應寺を建立し、江戸時代も徳川将軍家に保護されて今に至ります。
■松應寺の場所の住所■
岡崎市松本町42
松應寺のアクセス方法
松應寺の行き方を説明します。まずは電車編。電車でアクセスする場合の最寄り駅は名鉄東岡崎駅が便利です。ここから歩くと所要時間は約30分。でも東岡崎駅からバスが出ているので、能見町(のみちょう)バス停までバスで行き、そこから歩けば数分です。
次に車でのアクセス方法ですが、松應寺には参拝者用の広い駐車場がありません。近くまで行き、民間のコインパーキング等、駐車可能な然るべき場所に車を止めて行きましょう。
そして松應寺
松應寺参道。門前町でしょうか。現在は古民家カフェや雑貨屋などが数店あります。
江戸時代の梵鐘
松應寺には初代名古屋城主で尾張藩主の徳川義直が寄進した梵鐘があります。太平洋戦争でも供出を免れ、空襲でも焼けず今に残ります。勝手に鐘をつくことはできませんが、これも松應寺のみどころのひとつです。
松平広忠廟所
松應寺の奥に松平広忠の廟所があります。息子の松平元康(徳川家康)によって墓地に松が植えられましたが、その松が成長して家康が「我が祈念に應ずる松なり」と言ったことから松應寺(松応寺)の名前がつけられたとか。
廟所の中に入ることができ一般人も参拝できます。
改修工事前
松平広忠の廟所が改修されたのは令和になってからで、それまでは傷みもひどく土塀も荒れたままでした。これではイケナイということで寄付金を募り改修工事も進められたのです。
御朱印情報
松応寺の御朱印について。松応寺にはいくつかの御朱印がありますが、普段は書き置きの御朱印を購入します。しかし毎月限定で手書きの御朱印も受け付けています。御朱印帳(納経帳)に記載して頂きたい方は、この毎月の限定御朱印日をチェックしておくとよいです。
私の感想ですが、家康の父・松平広忠を偲ぶ史跡は少ないので松應寺(松応寺)はその貴重なひとつだと思いました。車で訪れる際、岡崎城も近いので周辺の東海道二十七曲りや大樹寺などとセットで楽しめると思います。