戦国時代を食から見る!永山久夫【著】武士のメシの感想

【著者】永山久夫

【発行所】宝島社

【定価】1429円+税

【ひとことで言うと】 戦国時代の(食)を再現、解説した本

戦国時代を語る時、いろんなキリクチがありますよね。例えば城

武将、古戦場など。

そんな中、【食】という観点から戦国時代を解説したのがこの本です。

あの武将の【食】がココに!

歴史本を読んでると、少なからず食に関する記述というかネタが出てきますよね。例えば、

・徳川家康と鯛の天ぷら

・織田信長が桶狭間合戦の時に食べた湯漬け

・武田信玄が陣中食に採用した、ほうとう

・石田三成のニラ雑炊

など。

あなたもどこかで聞いたこと(読んだこと)があると思います。そんな食をホントに再現した本がこれなんです。しかも写真付きで!

どれだけ美味しい?戦国の食

この本の魅力というか、面白い点は、文献に残る食をそのまま再現してしまったという事です。また今まで【食】に関するキリクチの本が無かったせいか、この本はかあり斬新に思えました。

そして私が知らないネタもテンコ盛り!正直、今まで【食】という視点で戦国を見ていなかったので、ブログネタや居酒屋での話題など、いろんな場面で使えるネタがたくさんあります。

個人的な想ひ

私の感想ですが、考えてみれば、私たちの日常の中に戦国に関する食というものは、非常に溶け込んでいると思います。

例えば名古屋市や愛知県で普通に飲まれている赤味噌、そしてそのブランドである岡崎市の八丁味噌(はっちょうみそ)ですが、カクキュー八丁味噌ができたキッカケは桶狭間合戦なんですよ。

そして絵本太閤記によれば豊臣秀吉も若い頃に八丁味噌に忍び込み、近くの矢作橋で蜂須賀小六に出合っています。(※この逸話は後世の創作ともいわれています)

真偽のほどはともかく、【食】と【戦国】は非常に繋がりが深く、そんな繋がりを再現、解説したのがこの本なので、私の感想は戦国好きの人ならば、チェックしておいて損はないと思います。

まずはあなたの家の近所の本屋でチェックしてみてください。

無ければネット通販でも購入可能です。

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