あま市乙之子屋敷の貴船神社は、豊臣秀吉の甥で関白にもなった豊臣秀次(三好秀次)が生まれた場所といわれています。
この地のいわれを簡単に説明すると、秀次の父である弥助(後の三好吉房)の屋敷があったとされ、そこで秀次が生まれたと考えられています。まあ、秀次の父・弥助は尾張時代、馬貸しか馬丁だったといわれており、屋敷という程のものではなかったのでしょうけれど。
ちなみにその屋敷があった場所に秀次の父である弥助(後の三好吉房)が、秀次の関白就任を祝い、武運長久も祈願して天正二十年(1592)に貴船神社を建立しました。その貴船社が今でも続いているんですね。豊臣秀次生誕地はここのほか、現在の名古屋市緑区大高という説もあります。
■貴船社の場所の住所■
あま市乙之子屋敷21
現地説明看板
貴船神社入り口にある貴船社を豊臣秀次の関係を記した看板。
看板には切腹前の秀次を描いた浮世絵があります。
いろんなパーツで作られている鳥居が印象的でした。
私の感想
私の貴船神社の感想ですが、豊臣秀次はあま市ゆかりの戦国武将でもあるので、もう少しPRするのも良いと思いました。その理由は秀次の居城があった滋賀県近江八幡市に行くと、秀次は英雄扱いで銅像も建立されており、愛知県でももっと有名になっても良いと思うからです。
あとあま市は、蜂須賀小六正勝、福島正則の生誕地でもあるので、これらの史跡とセットで巡ると史跡巡りの満足度もアップすると思います。