愛知県岡崎市の瀧山寺(たきさんじ)は、保安年間(1120~23)に建立されたといわれる古刹で、滝山東照宮は瀧山寺の敷地内に徳川家光によって建立された東照宮です。(瀧山は滝山とも)
岡崎市から豊田市(旧下山村)に抜ける県道沿いにある瀧山寺と瀧山東照宮。
場所的に少し不便なところにありますが、見ておきたいポイントはいくつもあります。この記事ではそんな瀧山寺と瀧山東照宮のアクセスから見どころをチェックしておきましょう。
アクセス
瀧山寺への行き方を説明します。まずは電車・バスでのアクセス編。
電車・バスでアクセスする時は、岡崎市の名鉄・東岡崎駅を目指します。東岡崎駅に着いたら15、16、17系統に乗り、滝山寺下バス停で降ります。
所要時間は約25分。運賃は大人380円、小人190円です。(2019年8月現在)
次に車での行き方を説明します。車でアクセスする時は、カーナビの検索で、瀧山寺もしくは瀧山東照宮と検索すると出てくると思います。
ロードマップでアクセスする場合は、瀧山寺の住所をチェックして行ってみましょう。
■瀧山寺の場所の住所■
岡崎市滝町山籠121-1
駐車場は滝山寺宝物殿の駐車場を利用します。その理由は、この駐車場なら宝物殿を拝観する時や御朱印を受ける時もに近いですし、瀧山寺、滝山東照宮に登りやすくもあるからです。
それでは参拝
それでは登ってみましょう!バス停を降りると、瀧山東照宮の石碑が見えるので、ここから登ってみます。
入り口から瀧山寺までは基本、登ります!どんどん登って行くのです。
その途中で思ったのですが、曲がった参道、急な坂道、これって砦になるのでは?と。
実際に日光東照宮や久能山東照宮などは、徳川家康を祭る東照宮なのですが、幕府が有事の際には立て籠もることができる砦にできたといいます。
城巡りしてる人は実感できると思いますが、瀧山寺東照宮も砦に近いものがあると思いました。
瀧山寺本堂。四度目の造営とされ、南北朝時代に建てられたことが分かっています。つまり戦国時代(1467~)以前の建物ですね。国指定重要文化財
滝山東照宮
境内の横の敷地に行くと、東照宮があります。ここは三代将軍・徳川家光が建立した東照宮で、岡崎市教育委員会によると、日本三大東照宮なのだとか。
社殿は色鮮やかです。
よく見ると、徳川家の家紋・三葉葵紋がいろんな場所に施されています。
宝物殿
瀧山寺のもうひとつの見どころは、やはり宝物殿でしょう。源頼朝の遺髪と髪を納めた運慶作の聖観音像をはじめ、平安時代後期作の天台大師坐像、鎌倉時代後期作の慈恵大師坐像など貴重な宝物があります。
宝物殿見学は土日のみ。料金はひとり300円です。(写真撮影不可)
御朱印
瀧山寺の御朱印は2種類あります。ひとつは本尊・薬師如来。もうひとつは運慶作の聖観音像。御朱印料は各300円です。
私の感想
私の瀧山寺、滝山東照宮の感想ですが、ここは城ではないものの、岡崎市の史跡巡りではチェックしておきたい場所のひとつだと思いました。
その理由は徳川家康を祭った東照宮であることと、実際に城に近い作りになっている事、そして宝物殿では重要文化財などを拝観する事ができるからです。
あと場所的に言えば岡崎市の東にあるので、岡崎市で言えば伊賀八幡宮や井田城跡などとセットで。豊田市方面に向かうなら旧下山村の城跡や松平郷などとセットにすることができます。