岡崎市戸崎町の小豆坂古戦場は、戦国時代に今川氏と織田氏が戦い、その後、徳川家康と一向宗が戦った古戦場です。
■小豆坂古戦場の場所の住所■
岡崎市戸崎町牛転38
小豆坂合戦は信長の父・信秀時代のものと、桶狭間合戦後に岡崎城で独立した徳川家康時代の2つがあり、この石碑周辺一帯で戦いが繰り広げられました。また今川義元の軍師・大原雪斎も来ている現場なので、今川氏が好きな人にもオススメのスポットです。周辺は住宅地として開発が進んでいますが、見ておきたいポイントがいくつかあります。
血洗い池。血が付いた刀や槍、または首などを洗ったのでしょうか。池跡ということで今は池は残っておらず石碑のみです。またこの石碑もずっとここにあったワケではなく、別の場所から持ってきたものです。
槍立松の石碑。かつて武将が槍を建てた松があったのでしょう。槍立松の近くには、現在の槍立松がありました(笑)。松の木は伊勢湾台風やマツクイムシにやられてしまい、残っているものは少ないです。これは何代目の松でしょうか?
石碑と案内看板のほかに見ておきたいのは周辺の地形。特に高低差です。小豆坂という地名が残るだけに、高低差は見逃せません。合戦は高い場所に陣を置いた方が有利なので、この石碑周辺に陣があったのかもしれません。
大きな道路と住宅開発でもともとの地形はかなり削られてしまったみたいですが、それでも平地ではなく、高低差もよく分かるのでこれもチェックしておきましょう。あと私の感想ですが、小豆坂古戦場の所要時間は約15分くらいです。岡崎駅方面や近くの国道248号線などで、幸田町方面の城巡りや史跡巡りとセットにすると良いと思います。