縄張り図も豊富!愛知の城址巡りに必須の愛知県中世城館跡調査報告

【著者】愛知県教育委員会

【発行所】愛知県教育委員会

【定価】ー

【一言でいうと】2,000を越える愛知県の城址の調査報告書

愛知県に住んでいるお城ファンは、必ずチェックしておきたい本です。それが愛知県中世城館跡調査報告。

愛知県教育委員会が、当時の第一線で活躍していた城郭研究者を総動員して作った調査報告書で、合計4冊あります。

中身は縄張図もあり、現地の字名をはじめ住所もシッカリと調べてあります。

愛知の城(山田征之著)と両輪ということで、私的にもオススメの書物です。

4冊ある理由

愛知県中世城館跡調査報告は合計4冊で、それぞれ次の通りです。

・Ⅰ 尾張地区

・Ⅱ 西三河地区

・Ⅲ 東三河地区

・Ⅳ 知多半島

この並びを見て、意外に思うかもしれませんが、Ⅰ尾張地区の中に知多半島も入っています。

しかしⅣ知多半島はⅠに比べ縄張り図やコメントも豊富に記載されているんです。

ではなぜカブっているのかというと、これは私の仮説ですが、作っているうちにどんどん要領がわかる様になり、Ⅲ東三河地区を作り終えた頃には、いろんなノウハウが分かってきたのでしょう。

そこで最初に作った尾張地区を見てみると、意外にショボかったので、せめて知多半島だけはと作り直したのかもしれません。

マイナーな城巡りに必須の縄張図

愛知県中世城館跡調査報告の大きな特徴は、郷土史レベルの土の城の縄張り図がバンバン載っているという事。

これって非常に大事!

なぜかというと、城巡り、特に山城を巡る場合は、縄張り図があるのと無いのでは大きく違うからです。

研究だけではなく、【現場】で大きく役に立ちます。

なぜ鶴舞?

これだけオススメの本はなかなかありませんが、もちろんデメリットというか、悪い点もあります。

まずは売り物ではないという事(←本当)

どういう事かというと、これは教育委員会が作った調査報告書で、販売目的で作られたものではないのです。

だから定価の部分が書かれていないのですよ。

しかし鶴舞あたりの古本屋に行くと、店頭に普通に並んでいるという謎もありますがw

ちなみに古本の相場は次の通り。

・Ⅰ 尾張地区 約1万円

・Ⅱ 西三河地区 約1万~1万5千円

・Ⅲ 東三河地区 約1万~2万

・Ⅳ 知多半島 約1万円

ハッキリ言って高いです…

でも図書館でも置いてあるところもあります。でも高価な本のせいか、その市町村の地区の巻しか置いていない場合がほとんどです。

例えば安城市だったら西三河地区だけ。豊橋市だったら東三河地区だけみたいに。

全巻揃っているのは愛知県図書館(名古屋城の近く)だけで、次に多いのは豊田市の参号館で、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲがあります。

訳本が必要かも

もうひとつの難点は、表現が難しいという事。

調査報告書だからかもしれませんが、学者が書いているだけあってとにかくムズカシイ。

どれくらいムズカシイかって?

例えば次の様な日本語があるとします。

その日の夕方、もうすぐ夜ご飯の時間でしたが、私はとてもお腹が空いていたのでリンゴをむいて食べました。

これを愛知県中世城館跡調査報告に置き換えると次の様になります。

その日の日没に近いと思われる時間帯の出来事で、当時、私の判断を迷わす出来事が存在したので、今後の判断基準の一材料ということで記録しておくことにする。夕食の時間まで間がない事は承知の上だったが、食事の時間まで空腹を絶えることはとても承認できないと判断があり、この対策について考慮した結果、リンゴを食することに私自身の空腹を満たす可能性が認められる事が分かった。そこで時間的に考えてみると効率的ではないものの、目の前にあるリンゴに対して、空腹を取り除く効果を期待し…
みたいなカンジですw

つまり何が言いたいの?という疑問をとてもとても引き伸ばして書いてるもんだから、全部読むとなるとなかなか疲れますよ。

私の感想

繰り返しになりますが、この愛知県中世城館跡調査報告は、愛知に住んでいる土の城好きの方は必ずチェックしておくことをオススメします。

しかも愛知の城とセットにすることで、お互いの本には無い部分を補う事ができるので、相乗効果がグン!と上がります。

愛知の城=歴史や物語
愛知県中世城館跡調査報告=縄張り図と地名

たまにヤフオクにも出品されているので、見かけたら高価でも要チェックです。
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