名古屋市中区にお金の資料館があります。それが三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアム。以前は徳川美術館近くの名古屋市東区にありましたが、リニューアルオープンということで名古屋市中区錦3丁目に移りました。
■住所■
名古屋市中区錦3丁目21−24
電車でのアクセス
三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアムの電車での行き方を説明します。電車で行く場合は名古屋市営地下鉄・伏見駅、もしくは栄駅が便利です。
・伏見駅3番出口⇒徒歩約5分
・栄駅8番出口⇒徒歩約5分
車でのアクセス
次に車での行き方を説明します。車でアクセスする場合、三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアムの住所をナビ設定して向かいます。
■住所■
名古屋市中区錦3丁目21−24
次に三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアム駐車場ですが、三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアムには専用の駐車場がありません。近くの民間の駐車場を利用しましょう。ちなみに私は路上パーキングを利用しました。これなら60分までしか車を停めることはできませんが料金は300円です。
そして館内
では三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアムの館内をチェックしてみます。館内には日本や外国の通貨がズラリと展示されています。その数15,000点もあるとか。ここで私的に興味があったのは以下の展示です。
貝貨
昔、小学校でしたっけ?貝がお金として使われていたという事を聞いたことがありますが、それってホントでした。これは古代中国の殷(いん:紀元前1600~1046)という時代の貝貨。
三国志時代の銭も!
古代中国の銭は殷の時代のものだけではありません。秦、前漢、新、後漢、三国時代、南北朝時代、隋、唐時代の銭もズラリ!
余談ですが、漫画家・横山光輝さんの作品に古代中国を描いた三国志、項羽と劉邦、司馬遷・史記などがあるのですが、そこにたまに古代中国の銭が出てくることがあります。『なんか変わった銭だな~』くらいに思っていましたが、それが一刀銭、貨布だったなど、今になって気付かされました。
武田信玄と甲州金
では日本の戦国時代。まずは甲斐(山梨県)の甲州金。武田信玄が治めていた甲斐の国では金山があり、甲州金として使われていました。これは売買する貨幣ではなく、手柄を立てた武将に恩賞として与えられていたものだとか。
お次は銀。石見銀山、生野銀山など西日本で産出された銀です。
天正大判
今回の展示で特に興味があったのが豊臣秀吉が発行したといわれる天正大判。現存のものが少ないので貴重な展示だと思います。これも直接、売買を目的で使われていたものではなく、褒美が主な用途だったとか。
天正大判の厚みなど間近で見ることができます!
江戸時代の銀貨
江戸時代の銀貨、藩札なども展示してあります。歴史本などでよく出てきますが、実物を見る機会はあまりないです。
所要時間と私の感想
三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアムの所要時間の目安ですが、貨幣資料館だけなら早くて20分、ジックリ見ると60分とか必要です。ちなみに隣に浮世絵ミュージアムがあり、歌川広重の東海道五十三次が展示してありました。
私の感想ですが、火縄銃や甲冑はいろんな資料館、博物館に展示されていますが、三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアムほどお金の歴史を詳しく解説した資料館は少ないと思います。あと以前にあった一億円体験コーナーや千両箱の重さ体験コーナーが無くなっていたのは残念!でも戦国時代や江戸時代という歴史好き以外の方も楽しめる資料館だと思います。
※以前の貨幣資料館の記事は以下です↓
以前のレビュー記事
徳川美術館がある名古屋市東区に変わった資料館があります。それが三菱東京ufj銀行貨幣資料館です。ここはどんな資料館かというと、一言でいえばお金に関する資料館。
お金の歴史は古く、戦国時代もいろんなお金や商人にまつわるエピソードが残されています。ということで、お金(当時は銭)という戦国時代の資料もたくさん見る事ができる資料館なのです。
■三菱東京UFJ銀行貨幣資料館の場所の住所■
名古屋市東区赤塚町25番地
アクセスと駐車場
三菱東京UFJ銀行貨幣資料館は、最寄りの地下鉄の駅が遠いので、名古屋駅からだと市バスやメーグルで訪れるのが便利です。
次に駐車場ですが、三菱東京UFJ銀行貨幣資料館には専用の駐車場が無いため、近くの民間駐車場を利用します。
いくつかありますが、私が実際に体験してみた感想は、相生コインパーキングがオススメです。なぜかというと、この駐車場なら三菱東京UFJ銀行貨幣資料館まで徒歩3分だからです。
相生コインパーキングを出て、右に1回、左に1回曲がれば東京UFJ銀行貨幣資料館に着きます。道順も単純ですし、この最寄りの駐車場に停めるのが便利です。
■料金■
・8時~20時
60分200円(最大800円)
・20時~8時
60分200円(最大300円)
ちなみに駐車場は24時間営業です。
お金の歴史
では早速入ってみましょう!館内は奥にある広重の浮世絵ゾーン以外は撮影可能です。まず館内に入って感じるのは、幅広い年代のお金がズラリと並んでいるという事。例えば弥生時代やもっと古い太古の時代の通貨や外国のお金。
ともと日本は豊臣秀吉が最初に統一通貨を作ったといわれ、それまでは現在の中国から通貨として使用する銭を輸入していました。だから、日本の古いお金=中国のお金 という事なんですね。
では戦国ゆかりの品をチェックしてみましょう!こちらは甲州金。現在の山梨県(甲州)から採掘された金で、通貨として使用するのではなく、合戦などの褒美として与えられたものだとか。武田信玄の時代から徳川氏まで、いろんな甲州金がありますね。
こちらは永楽通宝(えいらくつうほう)。永楽通宝といえば信長の織田軍の旗印というイメ―ジがありますよね。展示されているものは天正~慶長年間のものですが、文字もハッキリ読む事ができます。
天正大判(てんしょうおおばん)。天下人となった豊臣秀吉が作らせた大判。制作には足利将軍家の金工師だった後藤家が携わり、その証拠として花押(サイン)が記載されています。
慶長大判(けいちょうおおばん)。秀吉亡き後に天下人となった徳川家康が作らせた大判。慶長五年(1600)の関ヶ原合戦の翌年に作られたものです。
外国の通貨も見る事ができます。こちらは前漢・秦・後漢・三国時代の通貨です。西暦でいうと200年以前のお金。三国志の時代もこれらの通貨でいろんなものが売り買いされたのでしょう。劉備、曹操、孫権ゆかりの通貨ともいえますね。
お金の体験コーナー
東京UFJ銀行貨幣資料館は、お金を『見る』だけではなく『体験』することもできます。こちらは一億円の重さ体験。実際の一億円を同じものを持つというもので、両手で抱える様にして持ち上げます。
こちらは千両箱体験。時代劇でねずみ小僧などが担いで走っているアレです。でも本物は、箱+千両=約15kgという重さで、とても担いで屋根から屋根へ飛びはねて逃げるなんて不可ですよ。かなりの重量なので腰痛が心配な方は要注意です!
お札の透かし発見機。つまり偽札かどうか自分で調べる事ができるドキドキの機械です。
ちなみに顔の透かしのほか、
・千円=1本
・五千円=2本
・一万円=3本
の棒状の透かしも入っていおり、これらも自分で調べる事ができます。
あとこれは使用不可になったお札をリサイクルしたもの。お札って、使用不可になったらバインダーとか靴のインソ-ルになるなんて…どれだけ高級だ?というより、紙にそれぞれ【金額】という価値を付けているのは人なんだな~と痛感できますね。
私の感想
私の東京UFJ銀行貨幣資料館の感想ですが、この資料館は城巡りや史跡巡りとセットで訪れるのもアリだと思いました。なぜかというと、お金というアングルから歴史を見る事ができるからです。駐車場も近くにありますし、場所的には名古屋城や徳川美術館とセットにしやすいと思います。