江戸の将軍15人の食にまつわるエピソードを紹介した徳川ごはん

■発行所 mores出版

■著者・永山久夫

■価格 1,800+(税)

■一言でいうと 徳川将軍15人にまつわる食をまとめた本

一般的に江戸時代は265年あり、15代の将軍が治めた時代でした。

その15人の食にまつわる話をまとめたのがこの徳川ごはんです。

個性的な将軍の【食】

まずこの本の第一印象が、15人の将軍の食にまつわるエピソードが面白かった。そしてかなり個性豊かだなと思いました。

例えば初代将軍の徳川家康は、バリバリの戦国時代を生きた人物で、麦飯、焼き味噌を主として質素倹約な食事。

これが十三代・家定、十四代・家茂になると、食事よりお菓子のエピソードが目立ちます。

また江戸幕府中興の祖といわれる八代・吉宗は今でいうアンチエイジングの粗食、また最近では切れ者の評価が高い十五代・慶喜は豚肉、牛肉も大好きな美食家でした。

江戸食のトリビア

将軍の食の他に江戸時代の食トリビアについても紹介してあります。

  • 目黒のサンマ
  • 水戸黄門とラーメン
  • 大久保彦左衛門と鰹節
  • 吉宗を感心させたサツマイモ

など。

これは一部ですが、あまり聞いたことがないエピソードが多いです。例えば漬物の代名詞ともいえる『たくあん』

これは臨済宗の僧・沢庵禅師が考え、三代将軍・家光が命名した保存食。

ある時、家光が沢庵禅師に『なにかうまいものが食べたい』というと、沢庵は『明朝、寺に来てください』という。

5時間ほど待たされた家光の前に出てきたのは、湯漬けと黄色い輪切りの野菜。

食べてみると驚くほど美味しく、感動した家光は沢庵の名前を取り、この野菜の漬物を『たくあん』と命名したそうです。

まあ、朝食も食べずに5時間も待たされれば、かなり空腹になりますから、湯漬けとたくあんでも十分に美味しかったのでしょう。沢庵禅師の知恵ですね。

寿命も関係ある?

本を読んで行くと、将軍の食のエピソードと享年が気になります。

粗食の家康は75歳。八代・吉宗66歳など、当時では長寿です。

対するお菓子のエピソードが目立つ十三代・家定(34)、十四代・家茂(20)は短命。

まあ、『食』=『寿命』とは一概に言えませんけど、食べ物も長生きには重要な要素のひとつではありますね。

私の感想

最初は面白そうな逸話が読めれば良いな~くらいにしか思っていませんでしたが、読むにつれ江戸時代の食文化や現在にも残る食の話に興味がわきます。

あとお腹も空きますw

現在では江戸時代に比べて医療も発達したので、長生きもできるのでしょうけれど、【食】や生活習慣寿命に関係があります。

今の自分の食を見直す一冊にもなった本です。

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