【発行所】株式会社学研プラス
【監修】公益財団法人 日本城郭協会
【価格】1,600円(+税)
【ひとことでいうと】 続日本100名城のスタンプ帳付きガイドブック
平成29年(2017)に発表された続日本100名城の公式ガイドブックということで、スタンプ帳が付いています。
内容は前回の100名城ガイドブックの城が続100名城に置き換えられたもので、その他に山城、天守、石垣の基礎知識が説明されています。
なぜ続100名城が出た?
100名城に続き、この続100名城が出たのかというワケですが、これは私の仮説ですが100名城が発表された後、かなりの城マニアからの意見、不服が出たからだと思っています。
日本には名城といえる城がたくさんあって、それをあえて学者さんたちが100に絞った結果、あちこちから異議アリ!が出て今回の【続100名城】に至ったのでしょう。
ネットやオフ会でも散々いわれていましたからね…
でもね、私的には今後たぶん【続々100名城】が出ると思っていますw。もしかすると名称は変わっているかもしれません。【続々100名城】じゃなく、ベスト平城100スタンプラリーとか、ベスト山城100スタンプラリーとか。
ヨーロッパ100名城?行かんわw
ここが要注意!2つの注意点
私がガイドブックの内容を見て思った注意点が2つあったのでシェアしておきますね。まずひとつめの注意点はスタンプ設置場の休館日と営業時間が要注意という事。
その理由は、意外と不便な施設があるからです。
例えば愛知県を例に見てみましょう。愛知県の続100名城の城は次の3で、スタンプ設置場は以下の通りです。
●小牧山城
【スタンプ】小牧市歴史資料館
【休】第3木曜日
●古宮城
【スタンプ】作手歴史民俗資料館
【休】毎週火曜日
●吉田城
【スタンプ】吉田城鉄櫓
【休】月・火曜日(祝日を除く)
これを見てもらうと分かると思いますが、休館日がぞれぞれバラバラなんですよ。愛知県内に住んでいる人は、開いている日に行けばそれでOKなのですが、地方の人はまとめて行きたいはず。
そう考えると、これら休日を考慮して旅行プランを考える必要がありますよね。つまりスタンプ設置場は、年中無休ではないという事。
そして2つ目の注意点は、公式スタンプ帳にスタンプを押さないと、認定証がもらえないということ。
たまに何かの御朱印帳やオリジナル大学ノートにスタンプ押している人がいますが、原則、公式スタンプ帳に押さないと認定証はもらえません。いらないのなら良いけれど、認定書目当ての人は公式スタンプ帳でスタンプを集めましょう。
私の感想
いろんな想いがある続100名城スタンプラリ-ですが、私の感想は、城の好きな人、上級・中級・初級問わず、とりあえずやってみると良いと思います。
なぜかというと、名城という【現場】に行くキッカケになるから。
あと別にスタンプを全て集めなくても良いと思う。例えば関東に住んでいる人なら、関東の100名城登録城だけを集めるとか、信長が好きな人は信長ゆかりの100名城登録城だけを巡るとか、自分でカスタマイズしても全然OKでしょ。
要は城巡り、歴史好きの趣味を日本城郭協会に利用されるのではなく、あなたが自分の趣味の歴史や城巡りを充実させるために日本城郭協会を利用するというスタイルが大事だと思います。
そして忘れてはイケナイのが、100名城、続100名城に指定されていない名城もたくさんあるという事。日本城郭協会も完璧ではないのです。
また名城の定義も個人によって違うので、基準はあくまであなたが中心だと私は思います。
それを忘れないでほしいです。
そんな中、城好きの人達が名城と言っている200城を挙げているのが、この100名城、続100名城なので、実際どうなのか?あなたが現場に行って判断するのもよいでしょうね。
その手引書と考えれば良いのではと思います。
まずはあなたの近所の書店で探してみてください。
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