■出版 松阪山城会
■著者 松阪山城会
■価格 1,000円(税込み)
■ひとことでいうと 松阪市の50の城跡の本
愛知県の隣、三重県の松阪市に存在する城跡を50ヶ所掲載した本があります。それが松阪山城会出版の松阪の城50選です。
正直、オススメの1冊です。
では何がそんなにオススメなのか?ポイントをまとめてみました。 以下の画像は松阪山城会様の許可を得て掲載しています)
オールカラーで分かりやすい
松阪の城50選は、A4版でオールカラー印刷。70ページのボリュームで50城を紹介しています。
内容を見てみると、場所の詳細地図や縄張り図、また遺構の写真など地図や画像を載せてシンプルに紹介しています。
しかもこれで価格は1,000円です。
見開き地図
最初の方に載っている見開き地図は、三重県松阪市の大きなものがあり、そこに50の城跡がどこにあるのかを掲載しています。
この地図の良いところは、セットにできる城を一目できるという点。
また近隣の市町村の城とセットにする時、自分なりにいろんなコースを組み立てることもできますね。
申込方法
松阪の城50選は、アマゾンや楽天などのインターネット通販で販売されているものではなく、松阪山城会に直接連絡して購入できます。
購入方法は2つ。ハガキかEメールです。
連絡すると支払い方法などを親切に教えてくれます。
私の感想
私の感想ですが、この松阪の城50選は三重県の城ファンの方以外でもオススメできると思いました。
なぜかというと、松阪市の城にすぐに行けないとしても、城の資料として保存できるからです。
また情報のまとめ方など、私も参考にできる部分がたくさんありました。
ただ城巡りの中級者向けの本でもあると思います。
その理由は、最近は城巡りブームで多くの方が城に行きますが、まだまだ城=天守閣,石垣と思っている人が多いからです。
以前、天空の城として知られる兵庫県朝来市の竹田城に外国人が登った時のこと。
『城は無いじゃないか!』と激怒して観光協会にクレームを付けた事がニュースになっていました。どうも城=天守と思っていたみたいです。
そう考えてみると松阪市の城跡に天守はなく、日本100目城に認定されている松坂城も見事な石垣が残っているものの、天守は復元されていませんね。
だから天守や石垣を期待しない、土の城が楽しめる人には特にオススメの本ともいえるでしょう。