■原作・脚本■
井沢元彦
■出版社■
小学館
■価格■
1,500円+税
歴史好きの方ならほぼ知っている、井沢元彦さんの逆説の日本史。もう10年以上前のベストセラーですが、当時、私も読んでかなりのインパクトがあった事を覚えています。
その逆説の日本史がコミックになりました。
逆説とは何?
この本でいう逆説とは、『●●とも言えますが、☆☆とも言えますね』という意味。
つまり今までの歴史で、当たり前(常識)と思われてきたことを井沢氏は別の角度から検証し、定説に疑問を投げかけています。
例えば次のような話、あなたも聞いたことはありませんか?
・信長は神も仏も信じない無神論者
・服部半蔵は忍者だった
・秀吉は運が良いだけで天下を取った
など。
これらの事も井沢氏は独自の視点で歴史を解説しています。またその解説方が納得できるものなのです。
原作と漫画どう違う?
この本の内容は、原作と同じですが大きな違いを言うと、原作は活字メインでこの本は漫画(コミック)になっています。
漫画だから読みやすいし、当時のイメージも想像しやすいので、これが理解しやすさにつながるのではないでしょうか。
本の流れは、井沢氏が女子大生アルバイトの優希(ユウキ)と共に、歴史をタイムスリップし、当時の様子を見ながら歴史を解説するというもの。
歴史を行ったり来たりする中で、優希が井沢氏に質問して、解説するという内容です。
こんな人にオススメ
私の感想ですが、このコミック版逆説の日本史は、以下の様な方にオススメです。
・原作の逆説の日本史を読んだことがある
・歴史(戦国史)は好きだけど詳しくない
・活字だと眠くなる
・違った視点で歴史を見てみたい
もちろん、この本で語られている事が、今日からの歴史の事実という訳ではなく、あくまで一つの歴史の見方という事を忘れてはイケマセン。
でも定説として語り継がれていた事を、違う視点で見てみると、今までの常識が崩れるので、新鮮な気持ちで歴史(戦国史)を見る事ができると思います。
まずはあなたの近所の書店で探してみてください。
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