安城市藤井町北山に藤井戸跡という史跡がります。じつはこれ、安城市藤井町の地名の由来になった井戸なのです。一体どんな由来なのか?この記事でチェックしてみましょう。
読めない看板
現地にはこの井戸の由来となった藤井戸について、安城市教育委員会の看板で説明してあります。風化しているので文字を起こしてみると以下の通り。
市指定史跡 藤井戸跡
平成三年十一月三日指定
この井泉は、碧海台地の南の端、木戸と藤井の間にできた開析谷(かいせきだに)の奥に、自然に湧き出た清水の井戸です。 澄んできれいな清水であったことから、藤の花のようだというので、藤井と呼ばれるようになりました。 そのため古井・桜井・浅井と並んで名水となり、三河国の四井の一つに数えられるようになりました。 藤井という地名もこの井泉が起りと伝えられています。
郷土の文化財を大切にしましょう
安城市教育委員会
後ろにもう一つ
県道沿いにある石碑は藤井戸を示す石碑で、本物?の藤井戸は石碑の後ろにあります。この井戸跡に気付く人ってあまりいません。
中を見てみると…水はすでに無く、ホントの井戸跡みたいですね。私の感想ですが、安城市藤井町の地名の由来ということで、歴史や地名に興味がある人はこの藤井戸をチェックしておくことをオススメします。まさに地名に歴史あり!ですね。