私は20年以上、趣味の城巡り歴史史跡を訪ね歩いています。そこで思うのが城や史跡に行くとき、できるだけ歩くようにしてるのです。これは私が所属する愛知県の歴史の会や城巡りウォークでも同じこと。なぜ車でどんどん巡るよりも歩くほうが良いのか?そのメリットはたくさんありますが、大きな理由は次の3つです。
健康になれる
程よい運動は病気になるリスクを減らし、メンタルの改善、また高齢者は寝たきりや死亡の確率を軽減できるという話は、あなたもテレビや本で読んだことがあると思います。厚生労働省の公式サイトには次の様に解説があります。
身体活動量が多い者や、運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。更に高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のあることが示されている
寿命を延ばすためにハードな運動に毎日耐え抜くという苦行ではなく、季節や気候を楽しみ程よく歩くという感覚でよいと思います。歩くことは健康によいのです。
史跡の距離や高低差を体感できる
これは私も史跡巡りや歴史を自分なりに考証する時に大事だと思います。例えば城を歩く時、攻められにくい様に高台に作ったり、周りを湿地帯みたいな低い場所で囲んでいたりと、その土地の様子が歩くとよく分かります。
また桶狭間の戦いの史跡も歩くことで、織田信長の進軍経路や地形などの高低差を体感することができるのです。これが車だとすぐに通り過ぎてしまうのでよくわかりません。
細かな史跡に気がつく
バスや車では見落としそうな史跡も歩くと知らなかったことに気がつくことがあります。看板、石碑など道の隅にあるものは歩くと発見できるものです。散歩がてらちょっと寄り道という楽しみもアリですね。
どのくらい歩けばよいの?
これはあなたが楽しいと感じる範囲です。ちなみに私が参加している愛知や名古屋の歴史巡りの会は1日あたりのコースを8km以下に押さえています。これだと場所にもよりますが2時間30分~3時間くらいです。
午前中に開始するので、これなら『まだ歩き足りないな~』と思う方は午後も個人的に史跡を歩いて帰ってもよし。歩いた後に仲が良い方とランチを楽しんで帰るのもよいと思います。結論は楽しく歩ける範囲を楽しむという考えが、継続できる秘訣だと思います。