観光旅行で名古屋城に行った時、見どころはドコ?と思いますよね。
私の感想ですが、名古屋城はたくさんの見どころがあって、全部見ようとすると、まるっと1日は余裕で必要です。
そんな中、これだけは見ておきたいという名古屋城の観光見どころポイントを7つ挙げてみましたので、名古屋城を訪れた際にチェックしてみてください。
堀と土塁
まずは名古屋城の外側から。
名古屋城の近くにある愛知県図書館の横には、名古屋城の堀と土塁の遺構が残っています。
現在、名古屋城として知られえいる場所は、かつての名古屋城の中心地の一部で、本当の規模は、もっと広範囲に及んでいました。
その名残の堀、土塁が愛知県図書館の横に残っています。
また名古屋城の西側を流れる堀川は、名古屋城が築かれる時に福島正則が開削した堀です。
平和な時は物資を運ぶ運河として利用され、万が一、戦になった時は敵を食い止める堀の役割を果たす川です。
歴史を振り代えってみると、名古屋城は合戦になった歴史はありませんが。これも歴史の遺構ですよね。
那古野城跡
では名古屋城内の観光ポイントをチェックしてみましょう。
現在の二の丸に那古野城跡という史跡があります。
名古屋城は、この那古野城を整備拡張して築かれた城なのです。
もともとこの地に那古野城という、織田家の城がありました。
一説によると、信長が生まれた、つまり信長生誕地と考えられる城があり、江戸時代に入り、その那古野城を整備拡張しえ名古屋城が築かれのです。
那古野城の石碑もありますが、『那古…』で文字が消えています。
これは第二次世界大戦の時、名古屋が空爆に遭い、その時の衝撃で石碑が被災し、以下の文字が消えてしまいました。
これも歴史の遺構ですね。
加藤清正像
名古屋城には築城に携わった加藤清正の銅像が2体あります。
ひとつは能楽堂前。もうひとつは城内です。
それぞれ衣装は違いますが、江戸時代を通して現代に至る、加藤清正の人気を伺えますね。
【重文】門と櫓
名古屋城には、重要文化財に指定された門と櫓があります。
これらは普通に見る事ができますが、櫓は特別な日にしか中に入る事ができません。
また西北隅櫓は、別名・清洲櫓といい、かつての清洲城の天守を移築したもの、もしくは清洲城の天守の廃材を利用して築かれた櫓ともいいます。
年に数回、櫓の内部公開が行われているので、名古屋城公式サイトでチェックしてみて、内部公開の日を狙って行ってみるのも良いかもしれませんね。
本丸御殿
名古屋城には、天守のほか本丸御殿があります。
かつて城主が生活した場所であり、その後、徳川将軍家の宿泊施設となった本丸御殿は、太平洋戦争で焼失してしまいましたが、平成になって再建され、一般公開されています。
ここも名古屋城の見どころですよ。
名古屋城の石
名古屋城を訪れた時に欠かせないチェックポイントのひとつとして【石】があります。
まずは石垣。
大天守がある石垣は、加藤清正が作ったもので、上に行くほど角度が急になる扇の勾配という、登りにくい作りになっています。
重機や掘削機が無かった時代にこの美しい曲線の石垣を築いた加藤清正の築城技術はスゴいですね。
次に城内の石をよく見ると、何やら模様が入っている事に気が付きます。
これは刻紋石といいます。
名古屋城は20の西国大名家によって築かれましたが、石垣の石が盗難に遭わないため、もしくは間違って持っていかれないために、自分たちの石に印を付けた名残です。
そしてこれは清正石。
名古屋城の石でも、特別に大きな石で、加藤清正が運んだという伝説があり清正石と呼ばれました。
でもこの石がある場所を築いたのは、黒田長政であり、加藤清正ではありません。
おそらく江戸時代を通して人気者だった、加藤清正にちなんで、この名前が付いたのでしょうね。
天守
名古屋城の最大の見どころは天守かもしれません。
歴史を振り返ると、もともと名古屋城の天守は国宝に指定されていましたが、昭和二十年の太平洋戦争で空襲に遭い、焼失してしまい、戦後に再建されました。
それでも名古屋市のシンボルとして、現在に至っています。
天守は七階建てのコンクリート製で、各回にいろんな展示物があります。
またエレベーターも完備していますので、足が不自由な方も訪れる事ができます。
天守からの景色。
名古屋城を一歩外に出ると、別世界が広がっており、高層ビルが立ち並んでいますね。
この風景も名古屋城にちなんだものかもしれません。
感想
私の感想ですが、名古屋城を訪れる時には、今回紹介した7つの観光ポイントをチェックするために3~4時間ほど確保しておくことをオススメします。
また城内や隣接する能楽堂には飲食店やレストランもあり、名古屋めしをはじめ、この地方独自のランチや食事も楽しめます。
あと年間通していろんなイベントがあり、特に10月に行われる名古屋まつりの時には、名古屋城は無料開放されるので、イベントも公式サイトからチェックしておくと良いです。