刈谷市東陽町3丁目にある刈谷道広場は、江戸時代の東海道と刈谷城を結んだ旧街道・刈谷道(かりやみち)をそれなりにわかりやすく説明した公園です。
■刈谷道広場の場所の住所■
刈谷市東陽町3丁目20
私は城の専門家ですが、城を調べる時、周辺の街道も調べます。なぜかというと、城といものは必ずしも何かの街道を押さえているからです。刈谷城もいくつかの街道の拠点になっていた城ですが、そのひとつが刈谷道。では刈谷道の詳細を見てみましょう!
これが刈谷道
刈谷道とは、東海道池鯉鮒宿(知立宿)から分岐して、刈谷城へ向かう街道。この道が敷かれた理由を考えると、まず東海道で運ばれている物資を刈谷城にダイレクトに届ける事ができるというのがありますね。
また有事の際、刈谷城から軍勢を東海道池鯉鮒宿(知立宿)にストレートに送り込めるというのもあるでしょう。
池鯉鮒宿から見ると
東海道池鯉鮒宿から刈谷道が伸びているのですが、その起点にある信号交差点が刈谷道という名前なのです。そのまま真っすぐ行くと刈谷城に行けます。
刈谷城側
そしてこちらは刈谷城側。町口門(まちぐちもん)という、入り口から反対を見ると東海道・池鯉鮒宿に向かう刈谷道があるわけです。
現在では県道になっている刈谷道ですが、ほぼ旧街道のラインが残っており、今でも歩くことができます。距離は約4.2kmで私が実際にゆっくりめで歩いてみた所要時間は約1時間くらいでした。準備や戻る時間も含めて半日もかからないくらいで、旧街道・刈谷道ウォーキングを楽しめましたよ。
私の感想ですが、街道歩きが好きな方や城と街道の結びつきに興味がある人には、おすすめの街道ウォークだと思います。