城巡りの醍醐味のひとつに【山城巡り】があります。でも、山城は行く季節を選ぶ必要があり、いつでも気軽にという訳にはいかないんです。では、山城はいつ巡ればいいのか?その前に、季節によって考えられる山城の危険というのが、次のものです。
・春 → 虫が出てくる。花粉が厄介。
・夏 → 虫&草木が生い茂り遺構も分からない。
・秋 → 冬眠前のクマ、またマムシが危険。
・冬 → 地方によっては雪の心配。遭難するかも。
『それならいつ行けばいいんだ~!』なんて声が聞こえてきそうですよね。正解は地方にもよりますが、12月~3月上旬まで。ベストシーズンは年末から2月くらいです。これは雪が積もる前の冬ともいえますが、私はこれくらいの短い時期に一気に巡るようにしています。
つまり正月休みが山城巡りのベストシーズンで、年末年始の休みは多少スケジュールを詰め込んだとしても、一気に山城を巡っていました。夏は山ヒル、秋は動物との遭遇が危ぶまれますし、草木が生い茂っていて遺構もよく分かりません。なので夏・秋は平地にある平城。冬・春は山城を巡る様にしています。季節に合わせて、巡る城のタイプを変えてみてください。
そしてもうひとつ、山城巡りの時に注意したいのが、森の動物たち。これは史跡巡り、特に山城を巡っていたときに出会った動物の事です。森の動物たちというと、カワイイ感じもしますが、これが危険なんです。ではどういった動物がいるのか?私の経験というか、山城巡りで出会った動物を紹介します。
まず『イノシシ』。これは豊田市の山間部や旧額田町で出会いました。向こうから逃げてくれたので良かったのですが、突進してくるとかなり危険です。
次に『サル』。これは新城市・旧鳳来町で出会いました。(鳶ヶ巣山砦)人間を見ても、何くわぬ顔でなにか食べていましたが、ひっかかれる可能性もあるので、こちらから逃げました。
そして『鹿』。長野県に近い、設楽町で出会いましたが、人間に気付くと向こうから逃げてくれました。角があったので近づきたくないですね。
あとこれは出合ったワケではありませんが、豊田市武節町でツチノコ探しのポスターを見かけたことがあります。出るんですよね?たぶん。さて、これらの動物達は、一般の人はまず行かない、ディープな山城で出会った動物たちですので、足助城とか田峯城といった整備された山城では出ません(たぶん)。なので、真冬に山城巡りというのも、その理由のひとつ。
冬になると動物たちは、かなり山奥に行ってしまうか、冬眠しますので山城巡りはその間に進めます。そこまで警戒する必要はありませんが、『いる』ということを忘れてはいけません。