天正十二年(1584)年の小牧長久手合戦で、たぶん全国的に知られている愛知県日進市(にっしんし)の岩崎城では、なんと甲冑の試着体験ができるんです。
武将観光を薦めている愛知県でも甲冑の試着体験ができる場所はそんなに多くないので、岩崎城で鎧を着る事ができるのは貴重ですよね。
ましてや小牧長久手の一舞台となった【現場】でもあるので、これは戦国好きの方は要チャレンジだと思います。
これが岩崎城の試着用の甲冑。ダンボールみたいな厚紙の様なもので、または強化プラスティックみたいな素材。軽いです。
大人用より子供様の種類が多く、またスタッフの方いわく、男性より女性の方が着る人が多いのだとか。
では早速、着てみましょう♪普段はマイ甲冑で戦国イベントや歴史祭りなどに飛び回っていますが、今回は何も知らない素人のフリして試着体験です。
着付けはスタッフの方がやってくれます。所要時間は約5分。
大人用の甲冑の種類はあまりなく、今回は2種類でしたがサイズ的にはOK!でも蝶々結びはヤメてほしかった。
籠手。クサリが付いて本格的ですね。
草摺(くさずり)。足の付け根部分を守るスカ-トみたいになっている箇所です。もう少し丸みがあれば動きやすいのですが。
そして袖(そで)は6段。威し糸は黒ですね。陣羽織を着ると袖は見た目的に不要にですが、陣羽織が無い場合、袖はあったほうが良いです。
今回の着付けはフル装。喉輪(のどわ)もありますよ。観光客用に私服の上からでも着る事ができる甲冑なので、気軽に着る事ができると思います。
ちなみに甲冑着る前と着た後。メガネは外しているのですけどw
岩崎城は整備された城跡ですが、小牧長久手合戦で落城しており、江戸時代にはすでに廃城となっているので、堀や土塁は当時のものといわれています。
天守はバブル期に建てられた、いわばバブル時代の遺構なのですが、最上階まで登ると周辺を見渡すことができて良いですね。
私の甲冑試着体験の感想ですが、岩崎城の甲冑はオススメだと思います。
なぜかというと、金属ではないため軽いし、岩崎城も名古屋城なんかとは違い、戦国時代に実際に城攻めが行われ落城した【現場】だからです。
桶狭間古戦場や長篠設楽原もそうですが、戦闘が行われた場所で甲冑を着ると臨場感もUPするので不思議ですね。
制限時間はひとり10分くらいなのですが、料金は無料というのが嬉しいですね。
この甲冑を着て岩崎城全体の史跡巡りができれば有料でも良いと思いますが、とりあえずは資料館周辺で写真を撮る事しかできません。
でも試着体験開催日に岩崎城に行った時は是非、試着しておくことをオススメします。