なぜ於大の方の墓がある?知多郡阿久比町の洞雲院

 愛知県知多郡阿久比町の洞雲院は、於大の方菩提寺です。

洞雲院の詳細 | ウィキペディア

 同じ阿久比町にある久松氏の居城跡・坂部城のすぐ近くにあるので、セットにしやすいお寺です。現在も普通にお寺として運営されているので、節度を持って参拝しましょう。

 境内の奥に墓地がありますが、その一画に久松松平家の墓所があります。阿久比町教育委員会の案内看板によると、墓の配置図はこの通りです。

 ここで気になるのが、傳通院の墓がある事。つまり徳川家康の生母・於大の方の墓です。彼女は山城伏見城(京都)で亡くなり、遺骨は江戸小石川の傳通院に埋葬されたのですが、遺髪がこの洞雲院に埋葬され墓になっています。

 なので正確にいうと墓というより遺髪塚みたいなものでしょうか。

 於大の方は徳川家康の父・松平広忠と結婚しましたが、実家の水野氏が松平氏と手を切り、なんと松平氏と敵対していた織田氏と同盟を組む事になりました。

 結果、於大の方は離縁(離婚)され、水野家の居城・刈谷城に戻り椎の木屋敷で数年過ごした後、久松氏に再婚したのです。

 坂部城では約15年過ごしていますが、この間に三男四女の計7人の子女を産んでいます。そのうちの男子三人が松平康元、松平康俊、松平定勝です。

 私の感想ですが、城巡りをする時、もし可能なら城主ゆかりの菩提寺もセットで訪れてみる事をオススメします。なぜかというと、今まで知らなかった人物や歴史を確認することができるからです。

 私も今回墓所を訪れてみた体験ですが、於大の方は知っていましたが、久松俊勝、松平定綱、久松定義などの事はあまり詳しくなく、墓所から帰った後にいろいろと調べる事ができました。

 普段はこの人達のことは何も思わずに生活しているものなのですが、菩提寺を訪れたことがキッカケとなり、詳しく調べ、より歴史の事を学ぶ事ができたのです。

 これも歴史の楽しみ方のひとつですね。

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